新聞社のカメラマンは野球の1試合で数千枚もの写真を撮影する。 例えば打者のバッティングだけを撮る事にしたとして、テークバックからボールがバットに当たってフォロースルーまで秒間6コマ位写っている。 投手が120球の球数を投げた場合、約720コマのシャッターを切っている事になる。 翌日の紙面にたった1枚の決定的な写真を掲載するために、各打者の一球一打を全部撮影しているのだ。 その中から、見逃し、ファール、凡打の画像を随時消去しながら次の投球にすぐ供えている。 ところが気を抜いていると、大事なシーンを撮り逃がす失敗を引き起こす。 これがその時の場面だ。 六回表、5番渋谷(2年)が左越え本塁打を放ち4-0となった。 私はこの時、カメラから手を離しており、打った瞬間はシャッターを切る事が出来なかった。 今日は趣味の写真で助かった。 私が朝日新聞の「にいいがた歳時記」の投稿記事でお世話になっているM記者と球場でお会いした。 この渋谷選手は夏の大会に怪我のため、ベンチ入りできなかった。 新チームではキャプテンになり、今大会では2本目の本塁打を放っていると翌日の紙面に掲載されていた。 斉藤(2年)の2点適時二塁打で6-0となる。 新チームのエースは稲垣優(2年)。六回裏からリリーフして1回2/3を1失点。 六回裏、村上桜ヶ丘は1死一、二塁で送りバント。今夏の三条商戦(ベスト16)ではバント3本でコールド勝ちを呼び込んだが、文理の内野陣はあわてずピンチを切り抜けた。 大井監督はゲーム中、ベンチの外に全然出てこない。超ベテランともなると貫禄のオーラがある。 前の打席で本塁打を打っている渋谷(2年)。今度は撮り逃がすまいと2打席連発を期待したが三ゴロ失策に終わる。 七回表、村上桜ヶ丘の三塁手石栗(2年)がファールフライを転倒しながら見事に好捕。 カメラ席にいた日報、日刊、朝日の各紙カメラマンは避けているためおそらく撮り逃がしていると思われる。 ネット裏にいた私はこのシーンを25枚連写で撮っている。 これが撮れただけでもこの席に座った価値があった。 本日、会心のベストショットだ。(笑) Canon EOS 7D Mark II EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM F5.6 1/1600秒 ISO400 14:01 晴れ 撮影日 2015.9.23 撮影地 新潟市中央区・ハードオフ・エコスタジアム
by chonger57
| 2015-09-25 00:15
| スポーツ
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